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原石のサイコロ

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『戦場からは逃れられんか』双月蒼羽、『ボクは生まれそして気づk(ry』星咬十六夜、『決めるぜ下克上!』守岳詠人、『( ゚д゚ )彡そう!』シャープの四人による、お金が足りない奴らのブログ

カテゴリ:バトルレポート( 5 )


「……十六夜。久しぶりに対戦、やらない?」

遊んでいるとき、僕…蒼羽はそう十六夜に告げた。対戦が指すもの……それはポケモンバトル。当然、十六夜が断るはずがない。

「対戦形式は~?」

「まぁ、無難に見せ合いなしの3対3でいいんじゃない? Wi-Fiでレベルは50統一」

「りょ~かい~。その前にこれ飲み干させてよ」

と、コップの中の飲物を一気に飲んでしまった。……入れたばかりじゃなかったっけ?


お互い、あの初戦から大きく足を踏み出した。

――ポケモンに潜む、無限の闇へ。



バトルレポート『闇の入り口』



「やっぱこいつでしょ。キュウコン!」

「カイリュー、出番だ!」

僕が出したポケモンは、カイリュー。それに対し、十六夜が繰り出したのはキュウコン。
キュウコンは炎タイプ。水の物理技『滝登り』を覚え、炎を半減するこいつなら相性はいいはずだ。
僕はそう考え、滝登りを選択する。しかし……

『キュウコンは守りの体制に入った!』

「……そう来るか」

――守る。
相手の攻撃や変化技等、自分に対する攻撃のほとんどを回避する技だ。勿論、滝登りも例外じゃない。

『カイリューの滝登り!』

『キュウコンは攻撃から身を守った!』



「……さて、どうするか」

1ターン目は何も起こらなかった。しかし、次のターンはそうはいかない。『守る』は、連続で出すと成功率が下がってくるからだ。
僕はそのまま、滝登りを選択する。

『イザはキュウコンを引っ込めた!』

『ラプラスの登場!』

「……ッ!」

……マズイ!
ラプラスは水・氷タイプ。氷が極端な程に苦手なドラゴンにとって、こいつに戦いを挑むのは得策とは言えない。

『カイリューの滝登り!』

カイリューの攻撃がラプラスを襲う! しかしタイプ相性は最悪。ダメージは微々たる物だった。



カイリューにラプラスの弱点を突ける技は覚えさせていない。このまま対峙させても、すぐに氷技で落とされるのは目に見えている。
……仕方ない。

『キムモーはカイリューを引っ込めた!』

『キングドラの登場!』

僕は手持ちの中、耐久的に最も耐えそうなキングドラを繰り出した。
キングドラはドラゴン・水。ドラゴン系の中の、数少ない氷を等倍で受けれるポケモンである。しかし……

『 つ の ド リ ル ! 』

『 一 撃 必 殺 ! 』

『キングドラは倒れた!』

「……はあぁぁっ!?」

思わず、僕は奇声を上げた。……そりゃそうだ。一撃技の命中率は30%。普通ならそう当たることはない。……普通ならな。

「あははははっ! 氷技を読んで交代すると思ってたけど、まさか決まるとはねぇ!」

「……なに言ってる。しばらく前も、何発か普通に当てたくせに」

……そう、こいつは運がいい。
一撃技には、戦術なんてないに等しい。あるのは当たるか外れるかの……『運』の単純な勝負だけだ。

「……くそっ」

一撃で落ちたキングドラに代わり、僕はヘラクロスを出す。



「インファイトが来たらほぼ落ちるしね。ラプラス、交代だっ!」

『イザはラプラスを引っ込めた!』

『フライゴンの登場!』

「くそ……交代だったか」

僕は忌々しげに呟く。……それはそうだ。

『ヘラクロスは守りの体勢に入った!』

『しかしうまく決まらなかった』

出した技はインファイトじゃなく、守る。相手が取った行動が交代では、何の意味もない。
1ターン分の行動を無駄にしてしまった。……まぁいいか、目的は果たせる。

突如、ヘラクロスが炎に包まれた!

『ヘラクロスは火炎玉の効果で火傷を負った!』

僕は口の端をつり上げ、宣言する。

「所持アイテム、火炎玉の効果で『根性』発動! これにより、ヘラクロスは最強クラスの破壊力を得たっ!」

――根性。
この特性を持つポケモンは、火傷や毒、麻痺の状態異常を受けた時、攻撃力が1.5倍となる。
ヘラクロスはもとの攻撃力・技の威力が高い。こいつの攻撃が強化されれば、驚異の破壊力を得られる!



ドラゴンキラーをさせるべく育てたキングドラは落ちた。ドラゴンタイプの技が来ればカイリューも落ちるだろう。……ならば、ヘラクロスの攻撃力でねじ伏せる!

「まずは様子見! フライゴン、身代わりだっ!」

「身代わりくらい粉砕してやるよ! インファイト!」

先制したフライゴンがHPを支払い、身代わりを出す。しかし、すぐさまヘラクロスのインファイトが襲いかかる!
身代わりは壊れ、再びフライゴンが現れた。



今、フライゴンは身代わりを使った。……もしかして、木の実を発動させる気か?
戦術の1つとして、自分より遅い相手の前に出し、わざと身代わりでHPを減らして木の実を発動させる、というものがあるのだ。

……やってみる価値はある……かな?

「ヘラクロス、交代だ!」

『キムモーはヘラクロスを引っ込めた!』

『カイリューの登場!』

「もう一回! 身代わりだ~!」

フライゴンが身代わりを繰り出した事により、HPが黄色になった。



予想通り身代わりが来た。あとは攻撃しかない。
しかし、ここで逆鱗を放つと、あと2~3ターンは逆鱗を続ける。効果抜群とはいえ、身代わり破壊後にラプラス辺りに変えられでもしたら、もう目も当てられない。
……身代わりを壊せればいいし、ここは等倍の滝登りかな。

『フライゴンのドラゴンクロー!』

タイプ一致のドラゴン技がカイリューを襲う!
この技には逆鱗のような並外れた威力はない……が、ドラゴンタイプのカイリューには効果抜群だ。カイリューのHPは1/4ほどまでに削られてしまった。
その後カイリューは滝登りを使い、身代わりを破壊する。



……まずいな、失敗だったか。
さっきターン、カイリューはフライゴンに先制を取られた。それは、次のターンの先制ドラゴンクローで落とされるという事。
ヘラクロスでは間違いなくキュウコンを倒せない。今カイリューが倒れたら、負けるだけだ!

「カイリューを交代し、ヘラクロスを出す!」

「行くよフライゴン! ドラゴンクロー!」

交代で再び出されたヘラクロスに、ドラゴンクローが襲いかかる!
これで、ヘラクロスのHPは1/4近くになってしまった。



……ヘラクロスのHPはヤバイ事になっている。ドラゴンクローを決められたら終わりだ。
補助技が来ることを祈りつつ、インファイトを選択する。

『フライゴンの羽休め!』

――羽休め。
HPの最大値の半分を回復する変わりに、飛行タイプを失う技だ。この間、ドラゴン・地面のフライゴンは、地面技を無効化する特性『浮遊』を失う。
この技によって、フライゴンのHPはほぼ最大になってしまった。

……補助技か…助かった。

「この一撃で……倒せるかっ!?」

それに対し、こちらの攻撃はインファイト。
威力120、タイプ一致、攻撃力1.5倍! いかにHP最大とはいえ、受けられるか!?

「落ちろっ!」

ヘラクロスの猛攻が決まる!
フライゴンのHPはみるみる減っていき……0になった。

『フライゴンは倒れた!』

「……っしゃあ!」

「一撃!? 一撃かよ!?」

しかし、その後に十六夜が出したのはキュウコン。……正直、ヘラクロスでは勝ち目がない。



「ヘラクロスを交代し、カイリューを出す!」

「……ちっ、意味なかったか」

『キュウコンは攻撃から身を守った!』

『しかしうまく決まらなかった』

キュウコンの技は守る。時間を稼いで、火傷ダメージを増やすつもりだったか。



「キュウコンを交代し、ラプラスを出す!」

「カイリュー、竜の舞だ!」

もうラプラスが出ようが、関係ない。氷を半減するヤチェの実を持っていても、このHPなら、どうせ沈む。
竜の舞で、攻撃・素早さが1.5倍。誰にも抜かせない!
……次のターンが勝負だ!



「威力120、タイプ一致、攻撃1.5倍の逆鱗だ! 食らえぇぇっ!」

ラプラスに、カイリューの逆鱗が襲いかかる!
しかし、削れたHPは半分と少し。オボンの実が発動し、ラプラスのHPは半分を超える。

「……ッ! 生き残った!?」

「……悪いけど、沈んでもらうよ?」

『ラプラスの冷凍ビーム!』

『カイリューはヤチェの実で威力を弱めた!』

……このHPじゃあ、半減したところで意味はない。

『カイリューは倒れた!』

「……くっ! ヘラクロス、行けっ!」

……本気でヤバイ。
ラプラスはインファイトで倒せる。……しかし、ヘラクロスより速いキュウコンばかりはどうしようもない。ヘラクロスのHPは赤だから、火傷で沈められる事もありえる。



「……だが、せめてラプラスは倒す! インファイト!」

ヘラクロスの攻撃がラプラスを襲う! 効果は抜群、倒れないはずがない。

『ラプラスは倒れた』

「まだまだ! 行くよ、キュウコン!」

十六夜が、変わりに最後のポケモン……キュウコンを繰り出す。



……このHPじゃあ、持ってこのターンだけ。やっぱり、攻撃あるのみか。
僕が選択した技はインファイト。当たればほぼ間違いなく葬れる。……当たれば、な。

『キュウコンは守りの体制に入った!』

「く……やっぱり安全に削りますか」

「まぁ、このHPなら火傷で倒せそうだしね」

『ヘラクロスのインファイト!』

『キュウコンは攻撃から身を守った!』

『ヘラクロスは火傷のダメージを受けている!』

……せめて、最後まで見届ける。これが、その時僕ができる、最大の事だった。

『ヘラクロスは倒れた!』



……負けた、か。


イザVSキムモーの対戦終了。
キュウコンを残した1VS0で、イザの勝ち。



反省点
蒼羽(キムモー)
・『ラプラスVSカイリュー1回目の時』
つのドリル云々を抜きにして考えると、あの場ならヘラクロスを出すべきだった。キングドラではラプラスは落とせないだろう。
・『フライゴンの身代わり二回目の時』
交代じゃなく、ヘラクロスでインファイト辺りを連発していれば良かった。
・『カイリューVSラプラス二回目』
キュウコンにカイリューが出た時点で交代は目に見えていたはず。あの場は竜の舞でなく、ヘラクロスに交代すべきだった。

十六夜(イザ)
・つのドリルではなく、絶対零度を覚えさせればよかった。
・メンバー構築の時点で問題があるので、改善が必要。
・フライゴンの身代わりを別の技にした方が効率がよさ気。
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by rainbow-dice | 2008-01-01 20:44 | バトルレポート

―水使いとの戦い 2―


それぞれのポケモンが動く!

フライゴンの地震!

これによりシャワーズの身代わりが消え、オクタンは倒れた。だが、攻撃はまだ続く。

トゲキッスの銀色の風!

しかし、シャワーズを倒すには威力が足りなかった…。
そして、

シャワーズの威張る! トゲキッスは混乱した!

「やばっ!」

「弱り目に祟り目だ。オーダイル!」

Arsが繰り出してきたのは…巨大な鰐のポケモン、オーダイルだった…!

「御三家か…」

御三家のポケモンはどう使っても強い。それを廃人が使うのだから、警戒しない方がおかしい。

「試験的に作ったやつだから、そこまで警戒する必要はないんだがな…」

「腐っても鯛…いや、この場合鰐か。さっさと沈める!」

フライゴンの地震! 急所に当たった!

「また悪運かよ!? どんだけ~…」

「いや、もうこういうのは…」

トゲキッスは混乱している!

「無いと…」

わけもわからず自分を攻撃した!

「…ほらね?」

「……さてとどめ、と」

オーダイルのアクアテール! トゲキッスは倒れた!

「さらに…」

シャワーズの身代わり!

「ついでに回復…と」

シャワーズは食べ残しで少し回復。

――流石Ars…容赦ないね……でも、攻め続ける!


「次はこいつ!」

「エーフィ…特攻か…」

そう、私が出したのはエーフィ。シャワーズと同じくイーブイから進化するポケモンだ。こちらは耐久ではなく、特殊型である。
猛毒とダメージを受けてしまうが、そんなのは関係ない!

「一気に攻めるよ!」

だが、ここでも奴はこちらの調子を崩してくる…。

「オーダイルをギャラドスに交代だ」

当然、ギャラドスの特性『威嚇』により攻撃が下がってしまう。モチベーションも心なしか下がってしまう。
さらに、手持ちに飛行や浮遊持ちがもういないので地震が使えなくなってしまった。

「……ふふ…」

「……十六夜…?」

「ハハ…ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!」

突然笑い出した私に、周囲から冷ややかな視線が突き刺さる…。だが、そんなのはどうでもいい。
何故なら…

「面白い!」

「は…?」

Arsの目が点だ。

「交代に制限がある不利な状況…。使えなくなった手法…。燃えるじゃないか!」

そう言うのと同時にエーフィがスピードスターを放つ。

「…草冠でないのは確かなようだ」

「…(無視)……これって、2体同時攻撃なんだけど、知らない人が結構多いんだよね~…」

「それは初耳だ…」

必中の星の光弾を受け、ギャラドスは落ちた…。

「まだまだ! 消えろ身代わり!」

フライゴンのドラゴンクローがシャワーズの身代わりに放たれる!
宣言通りに身代わりは消え、その本体が現れた。
その本体はこちらが予想していなかった行動を取る…。

シャワーズのアクアリング!

「二重回復…!?」

アクアリング。食べ残しの様に、効果が発動している間、HPが少しづつ回復する技だ。
食べ残しとアクアリングの効果で、減少したHPバーが増えていく…。

「エーフィは邪魔だな」

そう言い、Arsはシザリガーを繰り出した。アニメの主人公であるサトシも愛用、ヘイガニの進化系だ。……今はどうなっているんだろう? 進化したのだろうか?

「悪タイプか…」

エスパータイプであるエーフィは、悪タイプの技に弱い…。しかも、シザリガーは物理攻撃型。ただでさえ耐久の低いエーフィは一撃で終わってしまうだろう…。

「最後まで足掻くよ!」

エーフィのリフレクター!

リフレクター…数ターンの間、物理攻撃を3分の2(シングルは半減)する技だ。
これにより、気休め程度だが物理攻撃に強くなった。さらに、

フライゴンのドラゴンクロー! 急所に当たった!

だが、シザリガーを倒すにはいたらなかった…。

「ここで倒せなかった事を後悔するんだな…!」

シャワーズの威張る! エーフィは混乱した!

シザリガーの辻斬り! エーフィは倒れた!

「…どうしてエーフィに威張るを?」

「いや、悪技半減の実を持たせていた場合に備えていたんだがな…」

――確かに、エーフィにはいつも悪技のダメージを半減する実を持たせていた。だが、それはシングルの時の話。今はダブルバトルなのだ。

「さて、次は何を出す?」

Arsが試すような口調で問い掛けてくる…。
――出来れば、こいつは使いたくなかったんだけどな…

「……はぁ…。…今から出すのは、ダブル用に育てていたお気に入りのポケモンなんだけど…」

「そうか。なら、警戒しないとな」

「それが…火なんだよね~…キュウコン…」

そう言いつつ私はキュウコン繰り出し、キュウコンは猛毒とダメージを受けた。
キュウコンは、初代からいる狐をモチーフにしたような炎ポケモンだ。

「だからやられる前に焼いて、叩いて、切り裂いてやる!」

「…うどんか蕎麦でも作るつもりか?」

だが、軽口はそこまでだった。
キュウコンの、二匹同時攻撃である熱風によりシザリガーが倒されたからだ。
さらに追撃と言わんばかりに、フライゴンがシャワーズに止めを刺す。
その間も、猛毒のダメージがキュウコンを蝕んでいく…。時間はあまりない…。

「…ッ! まさか2体同時にやられるとは…」

Arsが最後の2体、オーダイルとオムスターを出す。
事実上、最後のターンにも等しい。

「一気に仕留めてみせる!」

「その前に守る…!」

キュウコンの熱風!

オムスターは守るの効果によりダメージを受けなかったが、オーダイルはHPバーの半分程まで減少してしまった。
そこへすかさず、

フライゴンのドラゴンクロー!

最期の断末魔の声を上げ、オーダイルは倒れた。

「さて、これでそっちには攻撃の手段が無くなったんじゃないかな?かな?」

「……(コクリ)……」

そう、これで私の勝利は確定した…。
だが、

「それでも…」

「うん?」

「それでも、最後までやる…」

せめて、毒状態のポケモンは討ち取りたい…その目はそう語っていた…。
その言葉に対して、私は…

「…見事哉!いや、上等!」

もちろん受けて立った。


結果 残り3体で十六夜が勝利


おまけ
「キュウコンが…!キュウコンが…!」

半泣きで狂ったように呟き続けているのは、紛れもなく十六夜その人だ…。
どうやら、キュウコンが倒れたせいでこうなったようだ。
あの後、オムスターが3回連続で守るを成功させた事により、猛毒でキュウコンが倒れた。
特別な思い入れがあったのか、勝利してから10分たった今でもこうして呟き続けている。

「キュウコン…」

……いい加減、煩わしく思えてきたので黙らせる事が周囲の人達との相談(?)により、確定した。

「安らかに眠れ!」

「元に戻れ!」

「安眠妨害!」

「金よこせ!」

一部明らかに関係ないが、壊れたテレビを直すがごとく、全員で引っ叩いた。
バチ~ン!とな。
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by rainbow-dice | 2007-09-25 00:20 | バトルレポート
今回はバトルレポートではない。
何故バトルレポートでないのか?それは、『ダブルバトルレポート』だからだ。

―水使いとの戦い―


バスでの移動中の最中、私は強烈な睡魔に襲われ、今にも眠ろうとしていた。
そこに…

「十六夜、やらないか?」

そう言って彼はポケットから一台のDSを取り出して言った。

「……!」

眠気など、一気に吹き飛んでしまった。彼――Arsとはよくポケモンについて話をする仲だ。そんな彼がポケットからDSを出す…それは、もはや説明は不要だろう。

「いいね…。何体でやる?4?それとも5?やっぱりフルバトル?」

「フルで。シングルとダブル、どっちにする?」

「そうだね…じゃあ、ダブルにしようかな。試してみたいのがあるしね」

「ん、じゃあ早速やろうか。いつも通り、俺は水しか使わないけど」

まるで、遊びに行くような感覚で戦いの舞台の幕が上がっていく……。

「リーグの時のメンバーとは一味違いそうだね…。…そのメンバーに満足してる?」

「いや、これで完成だなんて思ってはダメだ」

「流石だねぇ…。さて、始めようか?」

「本調子じゃないけどな」

「それはお互い様だね」

こうして、私と一人の廃人との戦が始まった…!


「いけ~! フライゴン! トゲキッス!」

「俺はオムスターとギャラドスだ」

フライゴンは地面・ドラゴンのポケモン。初代でいうカイリューである。
もう一方のトゲキッスは防御に優れたノーマル・飛行の耐久型。
対するArsのオムスターは化石から生まれた、初代からの水ポケモン。
皆さんお馴染ギャラドスは、タイプが水・飛行であるため、弱点である電気のダメージが4倍になってしまうが、強力なポケモンだ。

ギャラドスが場に出たため、特性『威嚇』により、私の2体の攻撃が下がってしまう。

「トゲキッスは構わないんだけどね…。ちょっと戦いにくくなったかな…」

「大丈夫。そんなのが気にならない位に戦いにくくしてやる」

Arsが不吉な宣言をするが、私はそれ程気にも留めていなかった。何故なら…

「な…!? フライゴンが身代わり!?」

そう。私はこのフライゴンの技の1つを身代わりにしておいたのだ。HPを少し支払い、身代わりを出現させる。

「これで、身代わりが消えるまで、状態異常にはならないからね。邪魔が減る。さあ!攻撃だ!」

トゲキッスの原始の力!
これにより、ギャラドスのHPを半分程にまで減らした。
順風満帆な1ターン目。それは、彼のコンボによって打ち砕かれた。

オムスターの毒びし!

「え!? まさか!?」

「そうだ。『イチブイ』にいたフォレトスの応用だ。戦いにくいだろう? だが、これだけじゃない!」

ギャラドスの吼える!
吼える。相手のポケモンを強制的に交換させる技だ。これにより、トゲキッスが手持ちに戻ってしまった。

「ぐ…レントラーか…」

毒びしの効果により、繰り出されたのは電気ポケモンのレントラー。素早さは低いが、物理の電気攻撃は強力だ。
さっき撒かれた毒びしにより、毒状態になってしまう。だが、

「蛇が出たか……失敗したな…」

Arsは水パーティだ。そのため、弱点である電気や草は必要以上に警戒する必要があるのだ。
しかし、こちらとしてもレントラーは扱いにくい。何故か? それは、地面持ちの水ポケモンに交代される事で電気技が無効化されるかもしれないからだ。
そこで、私は悪タイプの噛み砕くを選択する。
しかし、彼はギャラドスとオムスターを…

「交代しない!? どうして!?」

「ん? 毒にするから」

――廃人の思考を読むには、まだ力量が足りないな。
そのターン、フライゴンはギャラドスにドラゴンクローを放ち、レントラーはオムナイトを噛み砕いた。
そして、

オムスターの毒びし!

「…まずいね…」

次から出したポケモンは猛毒になる…。だが、これだけではない。それは、先の彼の言葉が物語っている。

「よし。ギャラドスの吼えるで猛毒に…」

ギャラドスは怯んだ!

「は…? な…なんで…」

「持ち物に鋭いツメを持たせたから…だね」

鋭いツメをもったポケモンの攻撃には、一定の確率で怯みの効果が付与される。今回は、運がよかっただけなのだろうが。

「…なら、こうだ!」

次のターン、Arsはギャラドスをシャワーズに交代した。イーブイから進化する、水タイプの耐久ポケモン。
そこにフライゴンがドラゴンクローを叩き込む!

「今度こそ!」

レントラーのスパーク! 効果は抜群だ!

だが、オムスターはまだ倒れていない。

「これで完成だ!」

オムスターのステルスロック!

「…っ!」

ステルスロック。毒びしと同じ様に、交代したポケモンに対して威力を発揮する技だ。
だが、この技は飛行タイプにも効果がある。
これで、交代した瞬間にダメージ+猛毒というコンボが完成してしまった…。

「さて、回復させてもらう」

シャワーズが食べ残しで回復をした。

「だったら!レントラーをトゲキッスと交代だ!」

ターンが変わるやいなや、私はレントラーとトゲキッスと交代した。勝負の切り札は最後まで取っておくもの(by蒼羽)らしい。
話は戻ってトゲキッス。飛行タイプなので、毒びしの効果を受けない。しかし、ステルスロックのダメージを受けてしまう。

「地震でまとめて倒してやる!」

「残念。それは無理だな」

オムスターの守る!
これによって、このターンはオムスターへの攻撃は無効化される。

「な…読まれた!?」

「いや、ただ攻撃技を持ってないだけ」

フライゴンの地震!
地震は地面タイプ。飛行タイプや特性『浮遊』には当たらないので、シャワーズだけがダメージを受けた。

「時間稼ぎさせてもらう」

シャワーズの身代わり!

「うわ…手間取りそう…」

そして、トゲキッスとシャワーズの2体はターン終了時に食べ残しで少し回復した。

次のターン。

「これでオムスターは終わりだ!」

オムスターのHPは、フライゴンが地震を当てれば沈む程である。守るが連続で成功する事はあまりない。しかし、

「そうは問屋が卸さない」

そう言い、ほぼ何も出来なくなったオムスターをオクタンに交代したのだ。
オクタンはタコの形をしたポケモン。素早さ・耐久共に高くはないが、特性が『スナイパー』ならば、攻撃を急所に当てた瞬間、2倍になるはずのダメージが4倍になる。
だが、そんな事はお構いなしにオクタンへ、フライゴンの地震と、トゲキッスの原始の力が襲い掛かる!

シャワーズも地震を受けるが、身代わりさえも健在である。

「身代わり、しぶといね…」

「これでも一応、受けだしな。だから食べ残しを持たせてる。……ついでにこんな技もな!」

シャワーズの威張る!

「うわっ…!? …外れた…?」

威張る…相手の攻撃を二段階上げ、混乱させる技だ。命中は高く、90ある。

「くっ…十六夜、悪運強いな…」

なんにせよ、いばみが型(威張る+身代わりで戦う型。『イチブイ』参照)のシャワーズは危険である。

「シャワーズ…!潰させてもらうよ!」




―『水使いとの戦い2』に続きます
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by rainbow-dice | 2007-09-25 00:20 | バトルレポート
↓にあるバトルレポート、実は7月9日にやった戦いの記録だったりします。

ある程度予想はしていましたが、やっぱり作るの難しいですね。

で、このバトルレポート、基本的に1週間に1回あるかないか位の間隔で書くと思います。基本的に遊ぶのは土日ですので。


では、前回のレポートの解説……というか、名前の由来と十六夜の最後の一匹について。

おおみや(ドサイドン)
私と兄が通っている学校(時期は違う)に「ヤクザの首領をやっていた様な雰囲気」と言われた先生がいて、そこから取りました。

よしかげ(サマヨール)
私と兄が持っている漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の4部に登場するラスボスの名前です。「雰囲気的にそれっぽかった」だそうで。

ディオ(ガブリアス)
こちらもジョジョ。今はSBR(スティール・ボール・ラン)という名前ですが。そこに出て来る敵の名前です。


十六夜の最後のポケモン
アグノムというエスパーポケモンだった(本人談)


あ、使わなかったカテゴリー『日常』を『バトルレポート』に変更しました。


それではこれにて
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by rainbow-dice | 2007-07-18 23:53 | バトルレポート
「イチブイみたいには無理だけどやらない?ポケモン」

何もすることがない(勿論レポートや宿題はある)ので、十六夜がこの僕、蒼羽に上の台詞を言って…いや、繰り出してきた。
「…マジで?」
「本気、もしくは真剣と書いてマジで」

そんな訳で、暇な僕等はポケモンで対戦することにした。

「テキトーに選んで~♪テキトーに覚えさせて~♪テキトーに持たせる~♪ルルラ~♪」
と、すっかりやる気の十六夜、次々とメンバーを決めていく。
ちなみに、ルールはレベルは同じ位というものと、二体以上の眠り禁止のみというぬる過ぎるものだったりする。
僕は、兄から借りたパールのボックスから、レベルがちょうどいいポケモンをたっぷりと時間をかけて選び、たっぷりと時間をかけて道具を持たせた。(技は変え過ぎると分からなくなるのでやめた)勿論、十六夜から遅い!と言われたが。


現在、DSの画面に写っているのはプレイヤーがフィールドごしに向き合っている状態だ。
……バトル開始!
「最初はコイツ!」
十六夜が繰り出してきたのはエムリット。エスパーポケモンである。
それに対し、僕が出したのはジュペッタ。タイプ相性は十六夜の表情を見る限り、こちらがいいようだ。
技を選択し、エムリットが影分身で回避を上げる。しかし、無駄だった。
ジュペッタのシャドーボール!

みるみるHPバーが減っていき…エムリットは倒れた。
「うわっ!いきなり急所!?」
どうやら幸先のいいことに、急所に当たったようだ。しかも、効果は抜群。

「む~…!こうなったら自棄だ!焼いてやる!」
と、続いて現れたのはレベル60のゴウカザル。ダイヤモンド・パールの最初の三匹のうちの一つだ。

今回の対戦は、レベルが60前半のポケモンを一体だけ使ってもよい、ということにしてある。他のは大体50位なのだ。
「何も出来ずに倒されるのはゴメンだ!」
ジュペッタの不意打ち!必ず先制攻撃出来る技だ。効果はいまひとつ。
ゴウカザルのフレアドライブ!
ジュペッタは倒れた。

「よし!これで仕切り直しだ!」

「それはどうかな?」
僕が次に出したのはドサイドン。サイホーンがサイドンになり、さらに上の進化を行うとなれるポケモン。相手は炎、こちらは岩が入っている地面だ。相性はいい。

「……一つ聞いてもいい?」
「うん?」
「なんで、ドサイドンの名前が『おおみや』?」
「……世の中には、知らなくてもいい事があるんだよ」
「…さいですか」

さて、戦闘再開。
ゴウカザルはインファイトを使い、おおみやを沈めようとしたが流石に硬く、三割程HPが残り、技の効果で防御・特防が一段階下がる。

おおみやの地震!
効果は抜群!ゴウカザルは倒れた。
「なんの!まだまだ!」
次に十六夜が繰り出してきたのはギャラドス。特性『威嚇』によりおおみやの攻撃が下がる!
「ひこうタイプもあるからね。じしんは効かないので悪しからず~♪」
「ならば交代!」

おおみやは攻撃力が下がっている上、タイプの相性も悪い。ここで無理に使う必要はないと判断し、ソーナンスと交代した。

ギャラドスの滝登り!
しかし、ソーナンスに大ダメージを与える事は出来なかった。
「おおみやにとどめ刺させてくれたっていいのに~…」
「そう安々とやらせるか!」
次のターンからは相手の技を読む必要がある。
何故ならソーナンスはカウンターや、ミラーコートといった技を使う、反撃型だからだ。
「どうしようかな~…?」
と、十六夜が呟いた。こいつは勘が良いだけでなく、言葉を上手く使い、こちらの行動を誘導させてくるから厄介だ。
「フッフッフ…喰らうがいい!」
その言葉から、僕は攻撃と判断。カウンターを選択した。
だが、
ギャラドスの竜の舞!
「……っ!」
しまった!能力アップか!
カウンターに失敗した……
「喰らえって言ったじゃないか!」
「ん?たべのこしを喰らっておけって意味だったんだよ?勘違いしないでほしいな~?」

ムカつく……。

「さあ!いくよ~!」
今度こそカウンターを決めてやる!そう思いつつ、またもカウンターを選択する。
ギャラドスの竜の舞!
カウンター失敗(2回目)

「ならこうだ!」
ギャラドスは攻撃力が高い。例えHPが高いソーナンスであっても、能力上昇したギャラドスの攻撃から生き残れるかはあやしい。
僕は道連れを選択する。自分が倒れたら同時に相手も倒す技。しかし
ギャラドスの竜の舞!
みちづれ失敗

「くそっ!」
相手は竜の舞により攻撃・素早さが強化されたギャラドス。下手に変えると一撃で葬られかねない。
「(やっぱ……ソーナンスで仕留めるしかないか)」


次のターン
ギャラドスの竜の舞!
読み通り能力アップが来た。
対してソーナンスは神秘の守りを行う。状態異常を防ぐ技だ。十六夜は状態異常の技を好んで使うからだ。


再び僕は道連れを選択する。しかし……

ギャラドスの滝登り! ソーナンスは倒れた!

「……っ! 道連れ発動前の攻撃か!」

十六夜の狙いはこれだったのだろうか? 道連れの前に倒せばギャラドスは死なない。一撃で倒せばカウンターは発動しない。

マズイマズイマズイ!

このままでは圧倒的に不利だ。下手するとギャラドスの独壇場と化してしまう。

「次っ!」
僕が出したのはサマヨール。名前はよしかげとなっている。


しかし、しっぺがえしを試みるも、攻撃・素早さが上がったギャラドスの前には手も足も出ないようで、あえなくアクアテールで撃沈してしまう。

「頼むぞ……ディオ!」

僕はパーティ内の切札、ガブリアス(名前はディオ)を繰り出す。このパーティ内での唯一のレベル60台だ。

先制を取ったのは当然ギャラドス。強烈なアクアテールをディオに与える。
ディオのHPバーがぐんぐん減っていく! しかし……

ピタッ

「よっしゃあ!」

HPはほとんど残っていない。だが、ディオは瀕死となるが生き残った!

「さぁ……存分に味わえ!」

ディオのドラゴンダイブ!
攻撃・素早さは強化されていても、防御面は強化していない。
ギャラドスはそれを受け、一撃で葬り去られた。

「なら……ユクシー!君に決めた!」

対する十六夜はユクシーをアニメの台詞と共に場に出す。

「この一撃で……倒す!」
「やらせないよ!」

先制を取ったディオが再びドラゴンダイブを放つ!しかし、その攻撃は外れ、ユクシーの念力で撃沈してしまう。

「くそっ!」
それに対し、僕はユンゲラーを繰り出す。

「フフッ…焦っちゃダメだよ~?」
「う、五月蝿い!」
図星をさされ、つい怒鳴ってしまった…。
その間もバトルは続き、ユンゲラーはサイコキネシスで攻撃。ユクシーは欠伸をしてきた。
欠伸は次のターンの終りに眠らせる技だ。この曲面で眠るのは困るが、相手は何をしてくるかわからない十六夜だ。よって、交代はせずに欠伸と同じタイミングでダメージを与える技、未来予知を選択する。
十六夜のユクシーはフラッシュをして命中率を下げてくる。交代した場合に対しての行動のようだ。

そして、欠伸の効果により、ユンゲラーは眠ってしまった。
ふと、十六夜を見てみた。
…チシャ猫のようなダークな笑みを浮かべていた…!
蒼羽は状態異常『恐慌』になってしまった!

「さて、回復させてもらうよ…?」

ゆ め く い !

夢食い。眠っている相手にしか使えないが、大ダメージ+HP吸収という効果の技。

「……くっ!」

欠伸がある時点で気付くべきだったか。そう考えつつ、ユンゲラーを交代させる。

「おおみや、頼んだ!」

そう言いながらおおみやを出す。ゴウカザルによってHPは既に半分以下。正直な所、相当キツイ。

ユクシーの念力!
HPはほとんど残っていないが、辛くも生き残った。

「お返しだ!」

おおみやの踏み付けで、ある程度ダメージを与える。

次のターン
おおみやの所に光が現れる……
おおみやのストーンエッジ!

「ドサイドンに先制された!?」
「先制の爪か!……そういや持たせてたな」

ラッキーな事に、持ち物『先制の爪』が発動し、先制攻撃がとれた様だ。

ストーンエッジを受け、ユクシーが沈む。

「いけっ! ルカリオ!」

恐らくDSの画面にも出ているであろう台詞を言いながら、十六夜が次のポケモンを繰り出した。
正直な所、記録していない十六夜との戦いの中でのルカリオは『インファイト』と『悪の波動』。これしかイメージがない。……というか、これしか使って来てない。


ルカリオのインファイト! おおみやは倒れた。

やはりというかなんというか、予想通り弱っていたおおみやは葬られた。

「起きてくれよ!」

繰り出すのはユンゲラー。呑気に熟睡中。

ユンゲラーはぐうぐう眠っている!
……死に兼ねない状況なのに?

そして…
ルカリオの悪の波動!
ユンゲラーは倒れた。


結果
十六夜がルカリオ含む二体残し、戦闘終了。


反省点
-蒼羽-
・ソーナンスを出すタイミングが明らかに違っていた
・いくらレベルが該当しているとはいえ、捕まえたばっかりのポケモンが3匹はマズイ

-十六夜-
・やはり、ドラゴンダイブをかわせたのは運だった。
運に頼らない、臨機応変な戦い方を見出だす必要有り。


バトルレポート(1) 終了
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by rainbow-dice | 2007-07-16 23:02 | バトルレポート