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原石のサイコロ

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『戦場からは逃れられんか』双月蒼羽、『ボクは生まれそして気づk(ry』星咬十六夜、『決めるぜ下克上!』守岳詠人、『( ゚д゚ )彡そう!』シャープの四人による、お金が足りない奴らのブログ

バトルレポート(1)

「イチブイみたいには無理だけどやらない?ポケモン」

何もすることがない(勿論レポートや宿題はある)ので、十六夜がこの僕、蒼羽に上の台詞を言って…いや、繰り出してきた。
「…マジで?」
「本気、もしくは真剣と書いてマジで」

そんな訳で、暇な僕等はポケモンで対戦することにした。

「テキトーに選んで~♪テキトーに覚えさせて~♪テキトーに持たせる~♪ルルラ~♪」
と、すっかりやる気の十六夜、次々とメンバーを決めていく。
ちなみに、ルールはレベルは同じ位というものと、二体以上の眠り禁止のみというぬる過ぎるものだったりする。
僕は、兄から借りたパールのボックスから、レベルがちょうどいいポケモンをたっぷりと時間をかけて選び、たっぷりと時間をかけて道具を持たせた。(技は変え過ぎると分からなくなるのでやめた)勿論、十六夜から遅い!と言われたが。


現在、DSの画面に写っているのはプレイヤーがフィールドごしに向き合っている状態だ。
……バトル開始!
「最初はコイツ!」
十六夜が繰り出してきたのはエムリット。エスパーポケモンである。
それに対し、僕が出したのはジュペッタ。タイプ相性は十六夜の表情を見る限り、こちらがいいようだ。
技を選択し、エムリットが影分身で回避を上げる。しかし、無駄だった。
ジュペッタのシャドーボール!

みるみるHPバーが減っていき…エムリットは倒れた。
「うわっ!いきなり急所!?」
どうやら幸先のいいことに、急所に当たったようだ。しかも、効果は抜群。

「む~…!こうなったら自棄だ!焼いてやる!」
と、続いて現れたのはレベル60のゴウカザル。ダイヤモンド・パールの最初の三匹のうちの一つだ。

今回の対戦は、レベルが60前半のポケモンを一体だけ使ってもよい、ということにしてある。他のは大体50位なのだ。
「何も出来ずに倒されるのはゴメンだ!」
ジュペッタの不意打ち!必ず先制攻撃出来る技だ。効果はいまひとつ。
ゴウカザルのフレアドライブ!
ジュペッタは倒れた。

「よし!これで仕切り直しだ!」

「それはどうかな?」
僕が次に出したのはドサイドン。サイホーンがサイドンになり、さらに上の進化を行うとなれるポケモン。相手は炎、こちらは岩が入っている地面だ。相性はいい。

「……一つ聞いてもいい?」
「うん?」
「なんで、ドサイドンの名前が『おおみや』?」
「……世の中には、知らなくてもいい事があるんだよ」
「…さいですか」

さて、戦闘再開。
ゴウカザルはインファイトを使い、おおみやを沈めようとしたが流石に硬く、三割程HPが残り、技の効果で防御・特防が一段階下がる。

おおみやの地震!
効果は抜群!ゴウカザルは倒れた。
「なんの!まだまだ!」
次に十六夜が繰り出してきたのはギャラドス。特性『威嚇』によりおおみやの攻撃が下がる!
「ひこうタイプもあるからね。じしんは効かないので悪しからず~♪」
「ならば交代!」

おおみやは攻撃力が下がっている上、タイプの相性も悪い。ここで無理に使う必要はないと判断し、ソーナンスと交代した。

ギャラドスの滝登り!
しかし、ソーナンスに大ダメージを与える事は出来なかった。
「おおみやにとどめ刺させてくれたっていいのに~…」
「そう安々とやらせるか!」
次のターンからは相手の技を読む必要がある。
何故ならソーナンスはカウンターや、ミラーコートといった技を使う、反撃型だからだ。
「どうしようかな~…?」
と、十六夜が呟いた。こいつは勘が良いだけでなく、言葉を上手く使い、こちらの行動を誘導させてくるから厄介だ。
「フッフッフ…喰らうがいい!」
その言葉から、僕は攻撃と判断。カウンターを選択した。
だが、
ギャラドスの竜の舞!
「……っ!」
しまった!能力アップか!
カウンターに失敗した……
「喰らえって言ったじゃないか!」
「ん?たべのこしを喰らっておけって意味だったんだよ?勘違いしないでほしいな~?」

ムカつく……。

「さあ!いくよ~!」
今度こそカウンターを決めてやる!そう思いつつ、またもカウンターを選択する。
ギャラドスの竜の舞!
カウンター失敗(2回目)

「ならこうだ!」
ギャラドスは攻撃力が高い。例えHPが高いソーナンスであっても、能力上昇したギャラドスの攻撃から生き残れるかはあやしい。
僕は道連れを選択する。自分が倒れたら同時に相手も倒す技。しかし
ギャラドスの竜の舞!
みちづれ失敗

「くそっ!」
相手は竜の舞により攻撃・素早さが強化されたギャラドス。下手に変えると一撃で葬られかねない。
「(やっぱ……ソーナンスで仕留めるしかないか)」


次のターン
ギャラドスの竜の舞!
読み通り能力アップが来た。
対してソーナンスは神秘の守りを行う。状態異常を防ぐ技だ。十六夜は状態異常の技を好んで使うからだ。


再び僕は道連れを選択する。しかし……

ギャラドスの滝登り! ソーナンスは倒れた!

「……っ! 道連れ発動前の攻撃か!」

十六夜の狙いはこれだったのだろうか? 道連れの前に倒せばギャラドスは死なない。一撃で倒せばカウンターは発動しない。

マズイマズイマズイ!

このままでは圧倒的に不利だ。下手するとギャラドスの独壇場と化してしまう。

「次っ!」
僕が出したのはサマヨール。名前はよしかげとなっている。


しかし、しっぺがえしを試みるも、攻撃・素早さが上がったギャラドスの前には手も足も出ないようで、あえなくアクアテールで撃沈してしまう。

「頼むぞ……ディオ!」

僕はパーティ内の切札、ガブリアス(名前はディオ)を繰り出す。このパーティ内での唯一のレベル60台だ。

先制を取ったのは当然ギャラドス。強烈なアクアテールをディオに与える。
ディオのHPバーがぐんぐん減っていく! しかし……

ピタッ

「よっしゃあ!」

HPはほとんど残っていない。だが、ディオは瀕死となるが生き残った!

「さぁ……存分に味わえ!」

ディオのドラゴンダイブ!
攻撃・素早さは強化されていても、防御面は強化していない。
ギャラドスはそれを受け、一撃で葬り去られた。

「なら……ユクシー!君に決めた!」

対する十六夜はユクシーをアニメの台詞と共に場に出す。

「この一撃で……倒す!」
「やらせないよ!」

先制を取ったディオが再びドラゴンダイブを放つ!しかし、その攻撃は外れ、ユクシーの念力で撃沈してしまう。

「くそっ!」
それに対し、僕はユンゲラーを繰り出す。

「フフッ…焦っちゃダメだよ~?」
「う、五月蝿い!」
図星をさされ、つい怒鳴ってしまった…。
その間もバトルは続き、ユンゲラーはサイコキネシスで攻撃。ユクシーは欠伸をしてきた。
欠伸は次のターンの終りに眠らせる技だ。この曲面で眠るのは困るが、相手は何をしてくるかわからない十六夜だ。よって、交代はせずに欠伸と同じタイミングでダメージを与える技、未来予知を選択する。
十六夜のユクシーはフラッシュをして命中率を下げてくる。交代した場合に対しての行動のようだ。

そして、欠伸の効果により、ユンゲラーは眠ってしまった。
ふと、十六夜を見てみた。
…チシャ猫のようなダークな笑みを浮かべていた…!
蒼羽は状態異常『恐慌』になってしまった!

「さて、回復させてもらうよ…?」

ゆ め く い !

夢食い。眠っている相手にしか使えないが、大ダメージ+HP吸収という効果の技。

「……くっ!」

欠伸がある時点で気付くべきだったか。そう考えつつ、ユンゲラーを交代させる。

「おおみや、頼んだ!」

そう言いながらおおみやを出す。ゴウカザルによってHPは既に半分以下。正直な所、相当キツイ。

ユクシーの念力!
HPはほとんど残っていないが、辛くも生き残った。

「お返しだ!」

おおみやの踏み付けで、ある程度ダメージを与える。

次のターン
おおみやの所に光が現れる……
おおみやのストーンエッジ!

「ドサイドンに先制された!?」
「先制の爪か!……そういや持たせてたな」

ラッキーな事に、持ち物『先制の爪』が発動し、先制攻撃がとれた様だ。

ストーンエッジを受け、ユクシーが沈む。

「いけっ! ルカリオ!」

恐らくDSの画面にも出ているであろう台詞を言いながら、十六夜が次のポケモンを繰り出した。
正直な所、記録していない十六夜との戦いの中でのルカリオは『インファイト』と『悪の波動』。これしかイメージがない。……というか、これしか使って来てない。


ルカリオのインファイト! おおみやは倒れた。

やはりというかなんというか、予想通り弱っていたおおみやは葬られた。

「起きてくれよ!」

繰り出すのはユンゲラー。呑気に熟睡中。

ユンゲラーはぐうぐう眠っている!
……死に兼ねない状況なのに?

そして…
ルカリオの悪の波動!
ユンゲラーは倒れた。


結果
十六夜がルカリオ含む二体残し、戦闘終了。


反省点
-蒼羽-
・ソーナンスを出すタイミングが明らかに違っていた
・いくらレベルが該当しているとはいえ、捕まえたばっかりのポケモンが3匹はマズイ

-十六夜-
・やはり、ドラゴンダイブをかわせたのは運だった。
運に頼らない、臨機応変な戦い方を見出だす必要有り。


バトルレポート(1) 終了
by rainbow-dice | 2007-07-16 23:02 | バトルレポート

by rainbow-dice